こんにちは。薬局です。
今回は統合失調症の第4弾で、再発についてお話します。
統合失調症は、再発率が非常に高い病気です。初めて統合失調症の診断を受け、治療により症状が軽快した場合でも、服薬を中止すると5年以内に80%以上の方が再発することが知られています。また再発を繰り返すほど、薬の効果が低下したり、脳が委縮する等の後遺症が残りやすくなったりするため、再発を防ぐことがとても重要となります。
再発しないためにまず必要なことは、しっかりと治療を継続することです。症状が改善しても油断せず、生活のリズムを整え、昼夜逆転にならないようにして、きちんとお薬を決められたタイミングで内服する事が重要です。
又、薬の減量・中止については必ず主治医に相談しましょう。自己判断は禁物です。
再発の場合は、小さなストレスでも発症のきっかけとなる可能性があります。社会生活において逃れられないストレスを、なるべく小さくする工夫も必要です。
再発の兆候は人それぞれですが、不眠・いらいら・不安感・落ち着かない・ぼんやりしている・行動的になる・食欲が落ちるなど。自分では気づかなくても、身近な人なら気づく可能性もあります。少しでもおかしいなと思ったら、躊躇せずに相談するようにお願い致します。
ご家族や周囲の人が再発・再燃のサインにいち早く気づき対処する事は、早い回復につながります。
前の記事 薬局 統合失調症について②
入院のご相談 入院相談係よりご案内
Comments