こんにちは。心理室です。
今回は、認知療法・認知行動療法について簡単にお話しします。
「認知」とは、現実の受け取り方や見方のことを言います。その「認知」に働きかけてストレスを軽くしていく治療法が認知療法です。そして、行動の変容・コントロールをすることで精神状態の改善を試みる行動療法と、認知療法の長所を融合させたのが認知行動療法です。
これらの治療法のキーワードは「自動思考」と「スキーマ」です。
自動思考:ある出来事が起こった時に瞬間的に浮かぶ考えやイメージ
例. 挨拶をしたのに返されなかった「あの人に嫌われているんだ…」
スキーマ:信念や経験から作られる考え方のクセ
例. 「誰からも嫌われないようにしなければならない」
自分の中の自動思考を見つけ注目し、自動思考に影響を与えるスキーマに働きかけることが重要になります。それにより心を軽くし、自分らしく生きられる可能性・方法を見つけることを目指す治療法です。
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