こんにちは。川口病院薬局です。
統合失調症は、多くの方が10代から20代に発病し、およそ100人に1人がかかる脳の中の、神経伝達物質の異常が原因と考えられています。
脳内では、細胞から細胞へ情報が伝えられることで、身体の機能が働くようになっています。その細胞から細胞をつなぐ部位のことをシナプスといい、このシナプスの間を行き来するのが神経伝達物質です。
原因は様々な仮説が言われていますが、まだ完全にはわかっていません。ストレスが関係すると考えられているため、誰もがかかる可能性があります。
ストレスだけでなく、さまざまな原因により、脳内の神経のバランスが崩れてしまい、感情や思考をまとめることがうまくできない状態が、「統合失調症」という病気です。
以前は「精神分裂病」と呼ばれ、「人格が荒廃してしまう不治の病」といったような良くないイメージをもたれがちでしたが、薬やリハビリテーションで回復することが可能です。
次回は、統合失調症の症状などについて、お話します。
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