こんにちは。薬局です
今回は統合失調症の症状についてお話ししていきます。
統合失調症の症状は、大きく「陽性症状」・「陰性症状」・「認知機能障害」の3つにわけられます
①陽性症状
幻覚・妄想・思考障害など、あるはずのないものが現れる状態です。統合失調症の代表的な症状で、薬により比較的治療しやすい症状でもあります。
②陰性症状
喜怒哀楽の変化が乏しくなったり、意欲が低下したり、人との関わりを避けるような状態です。病気の症状として認知されづらく、怠けていると思われてしまうこともよくあります。それにより患者様の自信や自己効力感の損失につながる事もあるため、注意が必要です。
③認知機能障害
記憶、思考、理解、判断、計算、学習、言語などといった機能がうまく働かない状態です。普段は無意識のうちに発揮される能力のため、障害されると日常生活が困難になります。
これらの症状の現れ方や経過などから、
・意識低下や感情の平板化が中心の「破爪(はか)型」
・極度の緊張や奇妙な行動が特徴の「緊張型」
・幻覚や妄想が中心の「妄想型」
の3タイプに大別されます。しかし、これらに分類できないタイプも数多くあることため、統合失調症は単一の病気ではなく、複数の病気の集まりではないかとも考えられています。
次回は、統合失調症の治療についてお話します。
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