こんにちは、薬局です。
薬には、それぞれ適した保管方法があり、それを守らないと、温度や湿度などの影響で効果が下がる可能性があります。湿気の多い梅雨時などは特に十分な注意が必要です。
主な薬の保管方法について、以下の注意事項を確認しましょう。
○錠剤・カプセル・粉薬
蓋のある缶に乾燥剤を入れて、室内の風通しのよい所で保管して下さい。冷蔵庫は、結露など湿度の面で万全とはいえません。錠剤やカプセル剤のように密封されたヒートシールで包装されている場合には、薬剤部で調剤した日から1年間。薬剤部で分包を行った湿気を帯びやすい粉薬は3ヶ月以内を目安にしてください。
○水剤・シロップ剤
冷蔵庫で保管して下さい。水剤のカップ、容器の口などは細菌汚染を受けやすいので常に清潔に保ちましょう。水剤は水などで薄めているものもあります。長期保存すると腐敗するおそれがありますので、残ってしまった場合は廃棄してください。
○座薬
冷蔵庫の中が最適です。横に寝かさず、先端を下にして立てて保管しましょう。溶けてしまったもの、凍結したものは使用しないで下さい。
○点眼薬
使用中の点眼剤は細菌で汚染されやすいため、冷蔵庫で保管して下さい。開封後の使用期間はお薬によって違います。開封後1ヶ月を経過したものは使用しないで下さい。
保管期間の目安
医薬品の種類によって使用期限や有効期間が記載されていることがありますが、これはあくまでも未開封の状態での表示ですので、一度開封した場合は該当しません。
その他、特別な保管方法を必要とする薬もあります。詳しくは薬剤師にお問い合わせ下さい。小さいお子様がいるご家庭では、薬を誤って飲んでしまうことがないように、お子様の手の届かない所に保管するなどの工夫をお願い致します。
Comments