こんにちは。男性閉鎖慢性期病棟です。
今回は患者様との関わり方についてお話させていただきます。
川口病院では患者様に対してペプロウ看護を用いて看護を行っています。
ペプロウ看護とは、患者様のニードを中心に関わること。すなわち、患者様に常に注意を払い、心を通わせ、患者様が自分の心配や観察を明らかにできるよう援助していく必要があるということです。
患者様に焦点をあてることで、患者様が持つニードと直面するべき問題や状況をどう捉えているか、それを患者様自身が理解をしているか等を知ることができ、その視点から看護を行うことによってより効果的にアプローチが可能となると考えています。
患者様は自身の病気と闘うことで目下精いっぱいであり、自身のニードを見出せていない方も多いと思います。
自身で何かをやろうという気力を湧きあがらせるためには、他者から強要・指摘されて無理やりに行うのではなく、自身のニードに基づく行動力が最も有効であり、患者様に焦点を合わせることでその道が開けると考えています。
精神科においての精神的ケアの有効性を評価するには患者様を綿密に観察し、傾聴を行うより他にないと思っております。
またその情報から看護師が主導権を握った援助を行うのではなく、患者様自身が自己の力で問題を解決していくことでエンパワメントの向上が可能となると思っております。
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