こんにちは。女子開放病棟です
女子開放病棟では患者と看護師との関係性を重視した看護を提供しています。
病棟にいる患者さんは長期の方から短期の方まで様々です。患者さんの中には病気を受け止めきれていない方や、内服継続の必要性についてご理解いただけない方など様々な方がいます。患者さんの生活歴、性格などの背景をふまえて教育・指導にあたり、退院後の再発予防に努めています。担当看護師と2人3脚で社会復帰に向けた歩みを進めていく事が出来る病棟として日々の看護にあたっています。
今回は、看護の一場面をご紹介します。
統合失調症の患者Aさんは、内服を自己中断してしまう事が続き入退院を繰り返してしまいました。
以前までの看護であれば服薬の必要性などについて教育的関わりをすることが多かったのですが、再入院に至っていることをふまえて、今回はAさんと看護師の関係性をまず構築する事を第一優先に関わることにしました。
Aさんが抱いている気持ちや考えを汲み取り服薬についても時間をかけて話しました。看護師との関係性はとても強固なものとなり、内服に対する理解も進み、退院への不安も解消され社会復帰されていきました。
長期にご入院され症状が慢性化している患者さんに対して、関係性により治療効果が変化し有効に働く一場面となりました。
また当病棟では、患者さんとの関係性を改善するツールとして、毎月の季節に合わせた手工芸を取り入れています。患者さんと一緒に作成した壁飾りの写真をご紹介します。
これからも、患者さんと時間を共にしながら関係性を大切にした看護を提供していきたいと思います。
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