『 支援を通して想うこと 』その1
4月から当グループホームサービス管理責任者として配属となり、日々覚えることが多く奮闘しております。そんな中でも以前から関わりのあるスタッフが身近に色々なアドバイスを頂けているので大変助かっています。60名という多くのメンバーさんがいらっしゃるので、1日も早く、良き支援が提供できるように出勤している毎日です。覚えることがたくさんなので大変ですが。
良き支援を行うにはまず自分を知ることが重要です。私自身今までの仕事の中で、良いことをしていると思い込んで、実は相手にとって有難迷惑となっているのではないかと思うようになりました。本当にこの支援でいいのか。振り返って考えることが不足している自分に気付きました。丁寧に聴くこと、支援を振り返ることをしっかりと行っていきたいと思った体験があったのでご紹介いたします。
メンバーAさんは衛生を保つことが難しく、衣類はいつも汚れが目立っていた。きれいにして欲しいと思い、洗濯を促すと、「洗っています。」と。次の日も同じ服装である為、衣類の枚数を増やす提案を考え提案すると「そんなに言うなら買ってください。命令するならお金を出すのが当たり前。」と思いもよらぬ返答があった。そのあと「自分の親は厳しく、少しの汚れなら我慢して物を大切にし、無駄に買うことを控えるよう言われている。」「そのような親に自分は大変感謝しているんです。」と話された。Aさんに対し命令ではなく提案であることを伝えると表情が少し緩んだ。「汚れていたら自分で洗うので大丈夫です」と話してくれた。
着任早々の出来事でしたが、本人の想いを尊重することなく、押しつけと思われる対応をすると信頼関係が作れないと感じました。自分の対応を振り返り、気付かせていただいた貴重な体験をしました。大事にして今後の支援に役立てたいです。
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