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アルコール依存症などの薬について

こんにちは、薬局です。

今回は、依存症治療薬についてご紹介します。

依存症とは、「精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う行為を繰り返し行った結果、それらの刺激を求める耐えがたい欲求が生じ、その刺激を追い求める行為が優勢となり、その刺激がないと不快な精神的・身体的症状を生じる、精神的・身体的・行動的状態(WHOより)」のことです。

依存症は、以下の2つに分類されます。
●物質依存
アルコールや薬物など、何らかのかたちで体内に摂取する物質に対する依存。

●行為・過程依存症
物ではなく、特定の行為・過程に対する依存。ゲーム・SNS依存症などがここに含まれるが、精神医学における診断基準(DSM-5)に含まれているのは、ギャンブル依存症のみ。

当院採用の依存症治療薬として、抗酒薬のシアナマイドがあります。
シアナマイドは、体内のアルコール分解酵素の働きを阻害することで、お酒を飲んだ時に悪酔い状態を引き起こし、飲酒要求を抑える効果を持ちます。
アルコールを含む食品や栄養ドリンク等でも気分が悪くなるおそれがあるため、注意が必要です。
アルコール依存症の治療薬には、シアナマイドの他にも、脳に作用することで飲酒欲求を抑える薬剤(レグテクト、セリンクロ)も開発されています。

依存症の治療には、薬物療法だけでなく認知行動療法などの心理社会的治療も重要な役割を果たします。
また周りの方々の協力も必要となるため、一人で抱え込まずに相談しましょう。

次回は、パーキンソン病(症候群)治療薬についてご紹介します。