お知らせ・活動内容

小児の精神障害 その2

コンサータ :処方できるのは処方医として登録された医師のみで、流通が管
理されています。ゆっくりと吸収され、長時間効果が持続する
ため1日に何度も飲む必要が無く、依存のリスクが低い薬剤で
す。食欲不振や不眠の副作用が認められます。

ストラテラ :吐き気の副作用があるため、少量から少しずつ増量していきま
す。効果が認められるにも時間がかかりますが、効果がマイル
ドで依存・乱用のリスクも少なく流通管理もない薬剤です。
食欲不振や吐き気、腹痛などの胃腸症状の副作用があります。
頭痛や眠気も多いようですが、容認性もあります。

インチュニブ:神経伝達物質を増やすのではなく、受け取りやすくする働きが
あります。効果の出方が速く他のお薬と併用での増強効果の期
待ができます。依存・乱用のリスクは少ない薬剤ですが、眠気
や血圧低下に注意が必要です。

また、他の症状が合併している場合は、気分安定薬や抗精神病薬を併用することがあります。

お薬はAD/HDの症状を抑えるのに有効ですが、治療の本質は「障害と上手くつきあい、生活をスムーズにおくる術を身に着けていくこと」にあります。
家族と専門家・教師の連携は言うまでもなく重要ですが、親子こそがしっかり連携して双方の「言い分」をやり取りできる雰囲気、怒ることを少なくし、励ましてあげるなど、愛情をもって接するようにし、自尊心を育てる様にすることが、この障害を乗り越えるのに必要な力を得られることにつながり、AD/HDの治療では一番重要です。

次回は、依存症治療薬についてご紹介します。