お知らせ・活動内容

1月 薬局からのお知らせ(節分)

『節分』
「節分=豆まきの日」というイメージですが、もともとの由来をご存知でしょうか?
本来、「季節が移り変わる節目の日」を意味し、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉であるため、1年に4回ありました。日本では立春が1年の始まりとされていたため、大晦日にあたる春の節分が最も重要視され、次第に節分といえば立春の前日を指すようになっていったようです。

それではなぜ、節分に豆まきをするのでしょうか?
古くから、豆には邪気を祓う力があるとされていました。「魔の目」に豆をぶつけることで、「魔を滅する」ということから、鬼めがけて豆を投げ、旧年の厄や災難を祓い清め、新年の無病息災を願ったそうです。
豆まきには炒った大豆を使います。生の豆を使うと、拾い忘れた豆から芽が出てしまい縁起が悪いからです。また、鬼や大豆は陰陽五行説(「木」「火」「土」「金」「水」の五行)の「金」にあたり、この「金」の作用を滅するといわれる「火」で大豆を炒ることで、鬼を封じ込めるという意味もあります。最後は、豆を人間が食べることで、鬼を退治した、ということになるわけです。

大豆は、筋肉のもととなるタンパク質や、エネルギー代謝に関わるビタミンB群、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンの他、カルシウム、鉄分、食物繊維なども豊富に含まれており、健康維持に欠かせない食材です。
その栄養価の高さや健康増進作用などから、同じマメ科の多くの植物が生薬として用いられています。
・カッコン(葛根):マメ科のクズの肥大根
葛根湯の主薬であり、頭痛や肩こりなどの風邪症状、筋肉の緊張、口渇(口の渇き)、下痢などに用いられます。
・カンゾウ(甘草):マメ科のウラルカンゾウやスペインカンゾウの根
腹痛、下痢、動悸、腫れ物などに用いられています。数多くの漢方処方に配合されておりい、他の成分の効能を高めたり、毒性を緩和する効果もあります。
・センナ(番瀉葉):マメ科のセンナの小葉
緩下、苦味健胃作用をもち、便秘, 腹満, 腹痛, 腹水に用いられます。
・ケツメイシ(決明子):マメ科のエビスグサの成熟種子
音楽グループの名前として有名ですが、目の充血や疼痛、高血圧症の頭痛、便秘などに効果があります。

今年の節分は、2月3日の金曜日です。
冷たい風の吹く日が続いていますが、豆を食べて、寒い季節を乗り切りましょう。