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看護部だより 『 ポジティブな言葉かけを心掛けよう 』

『 ポジティブな言葉かけを心掛けよう 』

川口病院東2階病棟 福原看護主任

 

言葉には、人にやる気を出させたり、やる気を失わせてしまう力があります。「今のうちにしっかりと勉強しないと、後悔するよ」「もっとテキパキと仕事を進めないと、後で自分が困るよ」などの「○○しないと」という言い方は、知らない間に相手のやる気を下げてしまう場合があります。では、どうしてこの言葉が「やる気を失う言葉」なのでしょうか?人のやる気は「快」と「不快」の感情が大きく関係しています。行動した結果、「楽しい」「嬉しい」など「快」の感情を得られることが予測される場合には、やる気が出やすいのですが、反対に「後悔」「困る」「つらい」などの「不快」な感情を被る可能性がある場合には、やる気が起こりにくくなるのです。また、「○○しないと」という言葉は、相手に恐怖心や不快感、あるいは威圧感を与え、恐怖や不快感を動機とした行動は、一時的には効果があっても、決して長続きはしないものです。そのため、行動した結果が「不快」ではなく「快」に結びつくように、言葉の使い方を工夫する必要があります。

〇「今のうちにしっかりと勉強しないと、後悔するよ」→「今のうちにしっかりと勉強しておくと、後で学んだ知識が役立つよ」

〇「もっとテキパキと仕事を進めないと、後で自分が困るよ」→「今よりもテキパキと仕事を進められるようになれば、時間内に帰れそうだよね」

意外と気づかずに使っている表現で「でも」「だって」「どうせ」など、ローマ字の「D」で始まることから名づけられた「D言葉」や、「無理」「できない」などの否定的な言葉は、「やる気を失う言葉」の代表です。このほか、職場の人だけでなく家族やお子さんにも、なんとなくこんな言葉を使っていることはないでしょうか?